Chapter 764 タマゴからニワトリへ

わたしたち人間だけが、三次元世界と四次元世界に生きています。
三次元世界が実体のある世界つまり「在り方」の世界であるのに対し、四次元世界が映像である世界つまり「考え方」の世界であります。
三次元世界である『今、ここ』という静止画面が重なったフィルムが四次元世界であり、時間の流れに沿って一枚一枚の静止画面である『今、ここ』がパラパラと捲られることによって、恰も実体あるかのように表れた動画面が四次元世界であります。
『今、ここ』の静止画面こそ、“タマゴが先か、ニワトリが先か”のタマゴであり、過去や未来に思いを馳せた結果表れる動画面がニワトリであります。
エデンの園にいる他の生き物はタマゴであり、タマゴからタマゴが生まれるのですが、エデンの東にいるわたしたち人間だけが、タマゴとニワトリが重箱のような関係つまり二元論の二元要因になっているのです。
単細胞生物から多細胞生物。
多細胞生物の中での進化。
魚類から両生類。
両生類から爬虫類。
爬虫類から哺乳類。
哺乳動物の中での進化。
猿から猿人。
猿人から原人。
原人から新人。
新人から人類。
遺伝子の系図であり、わたしたちの祖先の系図でもあります。
わたしたちは2人の両親(祖先)に分かれ、更に4人の祖先に分かれ、8人の祖先に分かれ、16人の祖先に分かれ、32人の祖先に分かれ、64人の祖先に分かれ、128人の祖先に分かれ、256人の祖先に分かれ、512人の祖先に分かれ、1,024人の祖先が十代前の祖先であり、二十代前の祖先では1,048,576人に分かれ、三十代前の祖先では1,073,741,824人に分かれ、四十代前の祖先では1,099,511,627,776人つまり一兆を超えた祖先に分かれ、人間だけが祖先ではないことを証明しています。
しかし、新人から人類へのバトンタッチ、原人から新人へのバトンタッチ、猿人から原人へのバトンタッチ、猿から猿人へのバトンタッチは明確にはできません。
タマゴからタマゴへの個体発生と、タマゴからニワトリへの系統発生の時期が明確にできないのと同じ理屈であります。
エデンの園にいる他の生き物は、タマゴからタマゴへの個体発生する三次元世界だけにいますが、エデンの東にいるわたしたち人間は、タマゴからニワトリへの系統発生する三次元世界と四次元世界に同時にいるのです。
「在り方」一如で生きている他の生き物に対し、「在り方と考え方」の分裂状態で生きているのが、わたしたち人間であります。