Chapter 772 女性の男性化現象

夜明け前の真暗闇である現在の日本ですが、その象徴である若い女性たちの男性化現象はなぜ起きたのでしょうか。
男尊女卑の文化が根付いた戦前までの日本では、女性は抑圧され続けてきました。
一方、やりたい放題の男性社会が、アメリカ側から見れば、軍官僚支配の軍事国家を生み、卑劣極まりない真珠湾攻撃によって太平洋戦争を引き起こした張本人だ、と判断したのです。
敗戦国日本のアメリカ占領政策の根幹を成したのが、卑劣な戦争を引き起こした日本人を、二度と戦争を引き起こせないような国民に仕立てあげることでした。
一億総腑抜け国家にすることだったのです。
先ず彼らは、戦前まであった内務省を廃省にしました。
内務省と大蔵省が東西横綱だった戦前の霞ヶ関でしたが、内務省を消滅させることで、大蔵省独裁の守銭奴国家に仕立て上げたのです。
後に「エコノミック・アニマル」とアメリカ自らが日本を揶揄したのも、占領国家アメリカの一億総腑抜け国家に仕立て上げる戦略の一環だったのです。
現代日本社会に蔓延している拝金主義はまさに彼らの総仕上げであったわけです。
更に、文部省をガラガラポンにして、戦前の教育方針を180度転換させた。
その根幹を成すのが、男女同権という妄想思想でした。
男尊女卑の文化の壊滅作戦であります。
日本教職員組合つまり日教組をつくらせ、彼らを使って、男女同権の妄想思想を子供たちに植え付けさせたのです。
その行き着く先が、「ゆとり教育」であります。
勉学は一流大学を目指すのが目的だけの受験社会にして、精神は男女同権の妄想思想を使嗾することにあったのです。
そうした中で、昭和39年のアジア初の東京オリンピック、昭和45年のアジア初の大阪万国博覧会を開催させ、高度経済成長の波に乗せたのです。
「エコノミック・アニマル」の誕生であります。
男女同権の妄想思想とエコノミック・アニマルの行く着く先は、堕落した偶像崇拝の極致現象である超拝金主義国家であり、その象徴が1985年のニューヨークで行われたG5会議での決議いわゆるプラザ合意が引き金になった、バブル経済の誕生であり、1990年のバブルの破裂であります。
守銭奴国家に仕立て上げ、挙げ句の果てに、すべてを吸い上げる。
1990年代を「失われた10年」と称せられる所以がここにあります。
1990年代に、アメリカの占領政策である一億総腑抜け国家が遂に実現したのです。
半世紀に亘る彼らの長期戦略であったのです。
大蔵省(現財務省)の独裁による超拝金主義国家。
文部省の日教組による男女同権という妄想思想の使嗾による悪魔の「ゆとり教育」。
二十一世紀に入って、日本はアメリカの実質51番目の(属)州となったのであります。
敗戦直後から東京オリンピックまでの日本は、表面的にはアメリカ追従政策を採ってきましたが、内実は独立精神を保っていました。
今や完全にアメリカナイズされた属国精神に成り果ててしまいました。
その象徴が、女性の男性化現象であります。