Chapter 787 純潔が鍵

変貌と変節という言葉があります。
総称して変身と言います。
正(プラス)の変身を変貌と言い、負(マイナス)の変身を変節と言います。
変身・変貌・変節は意識・「想い」という目に見えない世界、つまり形而上学的世界の用語であるのに対し、革命・改革・革新は肉体・五感という目に見える世界、つまり形而下学的世界の用語であります。
革命・改革・革新の「革」は肉体・五感という物質レベルの変化を言うのに対し、変身・変貌・変節の「変」は意識・「想い」という精神レベルの変化を言います。
「革」も「変」も、「易」という中国語が語源であり、「移り変わる」、「運動する」という意味であります。
「易学」とは「運動学」つまり「物理学」のことであります。
(男女)同権という意味は、革命・改革・革新といった肉体レベルの変化の中で同レベルのことを示す言葉であり、(男女)対等という意味は、変身・変貌・変節といった精神レベルの変化の中での等しいレベルのことを示す言葉です。
従って、(男女)同権などといった言葉は本来あり得ないわけです。
オスとメスの肉体上の構造が同じなら、オスも子供を産める筈であります。
オスとメスが二元要因である所以です。
二元要因とは、お互い欠くべからざる関係、つまり補完関係にあることを示しているわけです。
相対的一元論つまり好いとこ取りの考え方は、二つの要因を対立関係においている点にあります。
対立関係である二つの要因はそれぞれ独自性を持っていて、補完関係にはありません。
オスとメスが同権ということは、メスが子供を産むことができるなら、オスも子供を産むことができなければなりません。
オスとメスが同権ということは、オスが子供を産ますことができるなら、メスも子供を産ますことができなければなりません。
つまり性行為をする必要性がないわけです。
男女同権の考え方が蔓延しますと、男女間における性行為が消滅していきます。
男女つまり人間のオス・メスの性行為は子孫保存目的だけではありません。
知性を得た生き物である人間のオス・メスの性行為は、知性レベルを向上させるすなわち意識の進化目的もあることを見逃してはなりません。
意識の進化とは、知性が知恵に変貌することに外ならないのです。
「悟り」、「覚醒」、「愛」とは知性が知恵に変貌する意識の進化過程で起こることなのです。
男女間の性行為が「愛」に変貌する所以であります。
男女同権の考え方から、「愛」の性行為は起こり得ません。
男女対等の考え方から、「愛」の性行為が起こるのです。
変節することによって男女同権を目指すか。
変貌することによって男女対等を目指すか。
その鍵は、「純潔」であります。