Chapter 789 女性らしさ

二十一世紀は女性社会の世紀であります。
女性社会とは女性らしい人間の社会ということであり、女性らしいとは受動的な人間ということであり、単に肉体構造上の女性とは違います。
男(オス)も女(メス)も、オス・メスの交尾によって産まれるのですから、オスの要素つまり男性らしさと、メスの要素つまり女性らしさを、男性(オス)、女性(メス)両方とも内包しているのです。
肉体構造上も男性らしさは能動的ですから凸型構造を有しており、女性らしさは受動的ですから凹型構造を有しているのです。
メスだけに子供を産む能力を有しているのは、メスが受動的・凹型構造の肉体を有しているからです。
能動的・攻撃的・凸型は円回帰運動における遠心力であり、受動的・防御的・凹型は円回帰運動における求心力であります。
円回帰運動を継続するためには、遠心力と求心力が均衡を保っている必要があります。
遠心力が求心力を上回ると膨張します。
求心力が遠心力を上回ると収縮します。
風船が膨らむのは膨張過程であり、能動的・攻撃的・凸型要素の発露であるのに対し、風船が縮むのは収縮過程であり、受動的・防御的・凹型要素の発露であります。
息は呼気と吸気で成り立っていますが、息は呼気ではじまり吸気で終わるのが、その本来性です。
水泳をするとよくわかるのですが、水泳における息のコツは呼気にあり、呼気を完璧にすると吸気は自然にできます。
風船の膨張は呼気つまり息を送ることですが、風船の収縮は膨張を完璧にする結果として自ずから起こる現象なのです。
宇宙の誕生であるビッグバンは受精に外ならないわけで、絶対宇宙にとっての完璧な膨張の結果の収縮がビッグバンなのです。
ビッグバン後150億年経過した今も、運動の光と音(喧噪)の全体宇宙は膨張していますが、静止の暗闇と沈黙の絶対宇宙にとっては収縮であるのです。
絶対宇宙とは、まさに、二つの全体宇宙の架け橋であるワームホールのようなものであるのです。
息を送り続けると風船は膨らみ続け、やがて破裂しますが、破裂つまり収縮がビッグバン・受精であるのです。
受動的・防御的・凹型要素の肉体構造を有しているメスが、無から有を産むように子供を産む能力を有している所以がここにあります。
能動的・攻撃的・凸型要素の肉体構造を有しているオスが子供を産ませる能力を有している所以がここにあります。
オスが原因であり、メスが結果であると言ってもいいでしょう。
原因は恣意的(Voluntary)であり、結果は不随意的(Involuntary)であると言ってもいいでしょう。
能動的・攻撃的・恣意的・凸型要素が男性らしさであり、受動的・防御的・不随意的・凹型要素が女性らしさであるのですが、この要素は肉体構造上だけのものではなくて、意識構造上のものでもあるのです。
肉体そしてその部分である五感は肉体構造上のものであり、意識そしてその部分観である「想い」は意識構造上のものですから、男性らしさと女性らしさは、肉体構造上のものだけで判断するのではなく、意識構造上でも判断しなければならないのであります。
差別・不条理・戦争に明け暮れた人類の歴史は、肉体構造上のみならず、意識構造上においても男性らしさが発露された社会であった所以です。
意識構造上においてせめて女性らしさが発揮されていれば、男性社会の優性遺伝子である秩序・自由・進歩の社会になっていたでしょう。
仮に人類の歴史が、肉体構造上だけが女性らしさを発揮しても、意識構造上が男性らしさを発露された社会であれば、女性社会の劣性遺伝子である混乱・束縛・停滞の社会になっていたでしょう。
肉体構造上のみならず、意識構造上においても女性らしさが発揮されれば、女性社会の優性遺伝子である平等・公正・共生の社会になっていたでしょう。
地球の四十八通りの法則の中の三つの基本法則である、「二元論」・「全体と部分の相対性の法則」・「在り方と考え方」は、男性らしさと女性らしさを表した法則であると言い換えてもいいでしょう。
能動的・攻撃的・恣意的・凸型要素は、十六通りの「二元論」である生・死、オス・メス、善・悪、強・弱、賢・愚、貧・富、幸・不幸、天国・地獄の不在概念である生・オス・善・強・賢・富・幸福・天国であり、「全体と部分の相対性の法則」の部分観であり、「在り方と考え方」の考え方に外なりません。
受動的・防御的・不随意的・凹型要素は、十六通りの「二元論」である生・死、オス・メス、善・悪、強・弱、賢・愚、貧・富、幸・不幸、天国・地獄の実在観(実存観)である死・メス・悪・弱・愚・貧・不幸・地獄であり、「全体と部分の相対性の法則」の全体観であり、「在り方と考え方」の在り方に外なりません。
二十一世紀にやって来る女性社会とは、肉体構造上も意識構造上も女性らしい、畢竟、受動的・防御的・不随意的・凹型要素が発揮された社会であると言えるのです。