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Chapter 932 悪魔の申し子・テレビ スーパーコンピュータは独自の言語(機械言語=自然音)を使用しているのに対し、パソコンは人間の言語と同じ言語を使用しているため、パソコンが高度情報化社会の中で機能の多様化が進むに連れて、人間の言語も多様化(細分化)が進むでしょう。 人間社会だけに戦争がある一般的な理由は、民族・言語・宗教の違いと言われている。 民族・言語・宗教の違いによって国家が誕生したのが人類の歴史であります。 資本主義と共産主義という二本の旗の下に世界の国家が収斂されたのが二十世紀の冷戦時代であったわけで、冷戦によって誕生したユーゴスラビアという連邦共和国は冷戦の終結によってセルビア・モンテネグロ・スロベニア・クロアチア・ボスニア-ヘルツェゴビナ・マケドニアに再び分裂して民族戦争が起こったことが、その証明であります。 ヨーロッパの火薬庫と呼ばれ、七つの国境、六つの共和国、五つの民族(セルビア人・クロアチア人・スロベニア人・アルバニア人・マケドニア人)・四つの言語(セルビア語・スロベニア語・クロアチア語・マケドニア語)・三つの宗教(セルビア聖教・カソリック・イスラム教)が冷戦時代には共産主義-実際には似非共産主義である社会主義-というイデオロギーの一本の旗の下に収斂されていたのですが、旗が下ろされると一気に民族・言語・宗教というそれぞれの旗の下に分裂が起こり、バルカン紛争へと拡がっていったのです。 グローバリゼーション(世界一国家主義)が謳われている一方で、現実には世界の動きのベクトルは分散の方向に向かっていると言っても過言ではないのは、人間がパソコン化していることで証明されています。 他の生き物はそれぞれの特性を活かしたスーパーコンピュータであるのに、人類だけがパソコン化した結果であり、その背景には科学の進歩による高度情報化社会が横たわっているからであり、高度情報化社会とはテレビ社会と言ってもいいでしょう。 高度情報化社会の申し子はパソコンではなく、テレビです。 2010年代に入りますと、テレビがパソコンに取って替わります。 パソコン機能を有したテレビになるからで、デジタル放送はそのことを示唆しているのです。 戦後の日本社会を劇的に変えたのはテレビの魔力であり、ソ連を崩壊させたのもテレビの魔力であり、今やテレビは人類に最も大きな影響力を持った悪魔であると言っても過言ではありません。 パソコン化した人間とは、テレビという悪魔に魅せられた悪魔の子・ダミアンであり、テレビ局というマスメディアや、テレビ局を牛耳っている新聞社は、正にルシファーという悪魔の大王に外ならない。 ルシファーという悪魔の大王は、新聞やテレビを使って、わたしたち一般大衆の洗脳作業に掛かっているのです。 テレビを観る度に、わたしたちは意識の眠った奴隷に変わっていくことを肝に銘じておかなければなりません。 |