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はじめに 以前から、懐に暖めていたテーマがありました。 小説として書けば、実にドラマチックなストーリーになると確信を持ってはおりましたが、今まで書かずにおりました。 しかし、昨今の、日本の退廃の原因は一体何だろうと自問自答する日々が続いた結果、ぼんやりと解りかけてきたことがあります。 それは、弱き一般大衆の罪の問題でありました。 直接、手を下す悪事を働く度胸はないのですが、間接的にこの国を蝕んできた最大の原因が、この日和見主義で、自己の都合だけに汲々としている溝ねずみ達であったのです。 そう思ったわたくしは決断をしたのです。 「よし、書こう。今がその時期だ」 こう思って、ペンを取りました。 どういう結末になるかは、書くわたくしも分かりません。 平成十三年十二月十三日 新 田 論 |