|
いろは歌 いろはにほへと ちりぬるをわか よたれそつねな らむうゐのおく やまけふこえて あさきゆめみし ゑひもせ す お気にいりの音 人によって、音楽にも好き好きがある。ある人はクラシックが好きだ。またある人は流行歌の演歌が好きだ。みんなそれぞれお気にいりの音楽がある。なぜか、考えたことがあるでしょうか。音楽は音で構成されている。人の考えも音で構成されている。人の考えは十人十色です。結局考え方の違いが好き好きになる。だがこの好き好きは変わる。普遍のものではない。だから人の普遍的なものを発見することが大事なのです。 まず音(楽)の質と人の考えの質との相対性について考えてみましょう。 音が考えのベースだということは何度も言いました。だから言葉(言語)の違いは考え方の違いになる。今世界には約5000種類の言語があるといわれています。国の数は200程度だが、言語は5000もあります。だから今までのイデオロギーで世界を二分していた世界はある意味では、無理やりの安定でした。5000もある言語をベースの民族を右か左かに無理やり決める。その基準であるイデオロギーは世界が近代化した3―400年前にできたもので民族の歴史からみれば所詮一過性のものです。その一過性のイデオロギーが消滅した今、それにとって替わる基準がまだ出てきていない。だから混沌とした世界になっている。人の意識には顕在意識、無意識、潜在意識そして全体意識(宇宙意識)の四つの層があります。同じように民族にも顕在意識、無意識、潜在意識、全体意識の四つの層があります。民族の数は言語の数が基本です。体型、肌の色がまったく同じでも言語が違ったら、それは異民族です。だから世界には5000の民族がいる。国家にも同じように意識があるが、これはイデオロギーと同じで顕在意識しかない。しかも普遍ではない。常に外的要因で変化する。 DNA分析すれば、個人の情報と民族の情報がDNAには記憶されているが、国家とかイデオロギーの情報は記憶されていない。 だから、人類には、約60億の意識、無意識、潜在意識が、まず在り、それを5000の意識、無意識、潜在意識で束ねられているということを、よく認識しておくことです。 国家意識とかイデオロギーは所詮つくりものです。だから出来るのも簡単だが、壊れるのも簡単です。このレベルの意見の相違からくる摩擦は解決も簡単です。十年単位から百年単位で解決する。自由主義と共産主義の対立もせいぜい70年でした。国家対立もせいぜい2-300年単位です。だが民族対立を解決するには、何千年から何万年単位の時間が要る。 すなわち世界文明が大きく変わる時しかチャンスはない。これが個人のレベルになると地球の年齢単位と同じぐらいになる。地球が消滅する危機が来ない限りない。ワンワールドと標榜されていますが、地球に危機が来ない限り不可能でしょう。人類が一束になるには人類以外の侵略者が現れない限り無理だと思います。 しかし、60億もいる人類を一束に出来る方法があります。 音(楽)の質は大きくわけて、人類の数、すなわち60億の種類があって、それを5000の種類に大きく区分けされているということを先ず理解しておかなければなりません。 そこであなたのお気にいりの音(楽)をまず見つけることです。それを見つけることが出来たら、ほぼあなたの手中にある。 一般的には、あなたの一番のお気にいりの音はあなたの国の民族音楽です。日本人なら民謡でしょう。民謡には日本民族の精神の歴史が刻まれている。それは言葉が魂(言霊)として刻まれているからです。世界の国々を歩いてみると、老若男女を問わずその国の民謡を歌っている。民族の魂の発露なのです。だが現代の日本には民謡はもうない。日本語という言葉が音楽の世界から消されようとしている。最近の若者の歌は何か英語的だが、英語ではない。母国語で歌ってはじめて言霊になるということを最近の日本の作詞家は分かっていない。彼らは作詞家ではない。ビジネスマンだ。民族意識のない民族なんて世界に例はない。それは宗教心(宗教と宗教心とは180度違う)がないからだ。だから民族共通のお気にいりの音がない。 キリスト教圏民族では、それはアーメンという音です。イスラム教圏民族では、アラーという音です。だがこれらは、所詮イデオロギーです。宗教が組織化されるとイデオロギーになる。それならまだ民族音楽の方に普遍性がある。 日本にも素晴らしい民謡がある。いろは歌がそうです。いろはにほへと、ちりぬるおわか、…というあれです。5000種類の言語の一つである日本語で束ねるなら、いろは歌でしょう。 そこで、いろはに……と音を心のなかでくちずさんでみる。そしてその調子にあわせてハートで感じてみる。ハートで感じたら、音量を少しづつ落としていく。そして最後には聞こえないぐらいまで落としてみる。そうするとハートで感じたフィーリングだけが残る。 沈黙のなかにフィーリングだけが残ると、そのフィーリングを味わっているあなたが突如現れる。 まずお気にいりの音をみつけること。みつけたらその音が消えていくまで同調する。そのとき必ずハートのフィーリングを意識しておくこと。そのフィーリングが沈黙という真理の世界にあなたを浮き彫りさせる。それが本当のあなたなのです。 |