あなたの中のあなた

あなたが 人を好きになる

あなたが 好きになる

それとも あなたの中のあなたが 好きになる

あなたが 好きになる相手は あなたの外

あなたの中に入れない

あなたの中のあなたが 好きになる相手は あなたの中

相手のすべてを あなたの中に入れている

そのとき あなたと 相手は 融合できる

外にいる相手とどうして融合できる

好きになるとは ふたりが融合すること

あなたは あなたの中のあなたが 好きになっている?



気づきがあなたを決める

あなたが、永く会っていなかった友人と久しぶりに出会うと嬉しいでしょう。
そのとき、その友人が嬉しさを与えてくれたと思いますか。それなら、その嬉しさはほんの一事的なものです。
本当は嬉しく思うあなたがいるからです。ただ友人が、あなたの持っている喜ぶ本質が表れるのを、手助けしているだけです。友人はただあなたの本質の周辺にあるものです。その周辺にあるものが、前向きなものなら、あなたの本質と周辺の感情とは融合して、ますます、その前向きな感情は増幅する。
一方、あなたが嫌っていた人と出会った時も同じことです。その嫌いな人という、あなたの本質とはなんら関係のない周辺のものが後ろ向きなものだというだけです。だがあなたは、そのとき不愉快な思いをする。
その不愉快な思いは、その嫌いな人が持ってきたと思うでしょう。だがそれはまったくの思い違いです。
その人はなにもしていない。ただあなたの本質に嫌な思いがあるだけです。
問題は、あなた自身にあるのだということを。
あなた自身に後ろ向きな本質があるなら、どんな前向きなものがあなたの周辺にあっても、あなたは常に無意識な不幸の中にいる。その意識が前向きな周辺のものに氣がつかない。
あなた自身に前向きな本質があるなら、どんな後ろ向きなものがあなたの周辺にあっても、あなたは常に意識ある至福の中にいる。そして後ろ向きな周辺のものは消えてなくなる。
これはちょうど、暗闇と灯火の関係と同じです。
あなたが一つの部屋です。
部屋に灯火がなければ、真っ暗です、暗闇です。なにも見えない。
ですがそこに一本の蝋燭を入れると暗闇は消えてなくなる。そして部屋の中にある、机や椅子や飾りものが表れる。もっと明るくするために、二本の蝋燭を入れると、部屋の隅で笑っている人形が表れる。ですが部屋にあるものは、暗くても、明るくても、そこにある。
暗闇は灯りの不在だということを、灯りは実在するが、暗闇は実在しない。
そうすれば、あなたの本質が前向きなら、前向きなことがあれば(周辺に)、部屋の隅々まである前向きなものが見えるように、あなたは喜び、感謝、思いやりといった思いがどんどん広がって行き、たとえ周辺に後ろ向きな、たとえば嫌いな人がいても、その嫌いな思いは自然に消えていく。
もし、あなたの本質が後ろ向きなら、部屋は暗闇ですから、本来あなたが持っている、前向きないろいろのものは見えない。そして実態のない後ろ向きな思い、怒り、恐怖、不安などが暗闇の中で、あなたをどん底に落とす。
相手がすべての感情の原因ではないということ。すべての原因は自分自身にあるということ。
周辺のものは、所詮実体のないもの。自分自身が中心にいて、それが全体という円の中にいる。
久しぶりの友人と会って、嬉しく思ったとき、友人に意識せず、嬉しい思いをよく見つめると、そこに、前向きなあなたの本質が見える。