蟻の一生

蟻ほど 働きものは 他にはいない

その次の 働きものは 人間だ

だから 人間は 蟻を 目の敵にする

一生懸命 働く 蟻ほど 憎らしい

そして 足で 踏んづける

その 働き蟻は 即死する

踏んづけた 人間は 何もなかったように

又 他の蟻を踏んづける

蟻の世界は 原爆を落とされた 混乱状態

阪神大震災の混乱状態

それでも 人間は 無関心

それなら 人間も ギャー ギャー 騒ぐでない



深刻にならないこと

この世のできごとすべてを、ひとつのドラマと観ることが出来たら、あなたの本来の意識、ホコリのない鏡を取り戻すことが出来る。
心の鏡にホコリが溜まるのは、あなたが生きることを深刻に取りすぎるからです。その深刻さが問題をつくる。その上あまりの深刻さが、たとえドラマとして見ることが出来ても、心の鏡にホコリを溜めることになる。
映画館に行って、ホールにいる観客者を観察してみなさい。ある者は泣いていたり、笑っていたり、ある者は性的興奮状態になったりで、彼らを観ていると、一体彼らは、何をしているんだろう、何が彼らに起きたのだろう、と思うでしょう。彼らは、ただ真っ白なスクリーンに映っている光線とその影のコントラストを見ているだけなのに、興奮し、泣きわめき、笑っている。彼らは目の前の出来事を単なるストーリーだということを忘れてしまっているのです。そしてその出来事をリアルにとり、深刻になっているのです。
このようなことは、映画館だけで起きているだけではない。あなたのまわりのいたるところで起きているし、人類の歴史もすべてこの深刻さから起きてきたことの結果です。
宇宙の歴史は百五十億年、その誕生のときに存在した物質は殆どが水素とヘリウムというガスだけでした。あとは今良く電池に使われているリチウム、ベリリウムといったガスだけの世界でした。元素の周期律で第二の円の中に炭素、窒素、酸素という水素やヘリウムより重い元素が出来てきて、それらが水素と共に光合成して生物が造られる基本の有機物質が生まれ、太陽系惑星・地球が生まれたのが約五十億年前です。地球の海の水(H2O)と大気の炭酸ガス(CO2)が化学反応してCH2O + O2 となり有機物質の基本式CH2Oが酸素O2と共にできて、生物が生まれる星になった。
恐竜が地球を支配していたのが六千万年前、原始人類が登場したのが約五百万年前、そして現在の人類が現れたのが一万五千年前です。人類の歴史は所詮、宇宙レベルで150億分の一万五千(百万分の一)です。宇宙の年齢を人間の平均寿命の八十年としたらどうなるでしょうか。その感覚でいけば、人類の年齢は約四十分です。そのなかで人間の一生を八十年としたら、30秒です。蝉や蜂でも、もう少し寿命は長い。まさに一瞬です。
人間の意識も宇宙意識の一部です。人間が一生の時間感覚を持つのと同じように宇宙意識も一生の時間感覚を持つ。しかもそれらがつながっている。
なぜこのようなことを説明するか。
宇宙の一部であるあなたは、宇宙の一生感覚をも潜在意識に持っており、一方顕在意識においては、あなたの肉体の一生感覚を持っていて、それは相対的には30秒の意味しかないということを知ることが大事だからです。
あなたは30秒間に一体何が出来ますか。30秒をまったく無駄なく生きることが出来ますか。
この認識はふたつの逆説的な重要な意味を持ちます。コインの表と裏の見方です。
表の見方は、あなたの一生は30秒しかない。一秒たりとも疎かにかは出来ない。一秒無駄にするということは、四年無駄にするということです。これは致命傷になる。たとえば、あなたが大学受験を控えて、四年間まったく無駄にしたら、どうなりますか。合格は100%無理です。何か事業をはじめたとしましょう。軌道にのるには、たとえ結果的に成功しても、最初の三―四年間ほどは血の出る苦労と努力が必須です。その間を無駄にして、遊んでいて、成功出来ると思いますか。100%無理です。だからこの瞬間を逃したらおしまいです。だが逆にこの一秒という瞬間を生かしたら100%成功です。一秒間の努力を楽だと思うか、苦しいと思うか。正否の分岐点はこの一秒間を、この瞬間を生ききるかどうかです。
コインの裏の見方は、今日のテーマである、深刻になり過ぎないことです。
あなたの人生は30秒です。30秒でおしまいです。なにをクヨクヨしているのですか。
会社で上司ににらまれて、出世の道が閉ざされて悩んでいるのですか。社長になれても所詮3―4秒間だけです。その3―4秒をへたなことをしたら、たとえば社長という権力に溺れてまわりにゴマスリ人間ばかりを侍らせ、お世辞を言わせて悦に3―4秒入っていたら、宇宙意識の感覚で、すなわち80年間地獄の生活、80年間監獄の生活が待っている危険性がある。だからよほどそれだけの覚悟と努力と勇気がないと、この世的な成功を求めないことです。今のこの世的成功をおさめた人たちの大半は宇宙のあの世では想像を絶する地獄が待ち受けている。やはりそれなりの天の声を聞いた人でないとこの世的成功を享受してはならない。お金に関しても同じです。
どこかのデパートの副社長が会社不振の責任を感じて首吊り自殺をしたが、それが一体その人のたかだか30秒の人生でどうしたというのでしょうか。やはり天の声を聞いていないからです。天の声を聞いた人は深刻に決してならない。
深刻になると澄んだ心の鏡にホコリが溜まる。晴天の空が曇ってくるように。
宇宙が自分と一体と感じたら深刻になりようがない。一秒でも人生を楽しみたいと思う。たとえ、苦労があったとしても、所詮30秒で解決です。
深刻になるということは、自分の魂を他人に売るということです。
楽しむということは、自分の魂を天にゆだねるということです。