記憶

あなたは いま 何才(いくつ)

(二十才)はたち なら 15分の録音テープ

(三十才)みそじ なら 25分の録音テープ

(四十才)よそじ なら 30分の録音テープ

(五十才)いそじ なら 33分の録音テープ

(六十才)むそじ なら 35分の録音テープ

(七十才)ななそ なら 40分の録音テープ

(八十才)やそじ なら 50分の録音テープ

あなたの一生は何分の録音テープ?

さいごに 録音テープは巻き戻し

真っ白なブランクテープにして 次の回

巻き戻し しておかないと 重複録音で混乱する

それが 地獄の巻き絵テープとなる



夢からの脱出

この世のことを夢だと本当に認識するのは困難です。
だから、まず夜、夢をみている、まさにそのとき、これは夢だと認識出来ることを考えてみましょう。そのためには、夢の本質をよく理解しなければならない。
夢は、この世すなわち、時空の世界を生きる中で生じる摩擦(葛藤と言ってもよい)の熱を冷やすのが夢の機能です。三次元という立体(物質、物体)が時間という高次の要因に支配されていることから摩擦熱がおこる。これは人間だけの問題ではない。時空の世界に生きるものすべてに、この摩擦熱は生じる。だから他の動物も夢を見る。ただ他の動物は時間の認識がないから、それほど強い摩擦熱は生じない。だから、動物は死という認識をもっていない。最も強烈な摩擦熱が死への恐怖です。ずうっと、この熱といっしょにいたら、焼失してしまう。そこで夢という氷まくらがこの熱を冷やしてくれる。だから夢を見るということは悪いことではない。だが、摩擦熱がなければ、夢も必要ない。そしたら夢を見なくなったら摩擦熱がないということにもなる。
摩擦を起こさずに夢を見ないか、夢を見ないことで摩擦を起こさないかのどちらかです。
死への恐怖を克服すれば摩擦は起こらない。これは、現在の世の中では非常に困難です。
常に死と直面していないと、死の恐怖の克服は難しい。では夢をみないようには出来ないのか。ずうっと昔の過去から、ほんのちょっと前の過去までの記憶が時間と空間の概念をいれずにストックされているのが夢のシナリオです。だから訳の分からないストーリーとなって出てくる。
この混沌としたシナリオを、時間と空間の要素できっちり整理してみることです。
生まれたときからの記憶を四次元的(時系列、かつ空間別の行列式)に整理するのは不可能です。
最も可能性のあるのは、今日一日の四次元的記憶の整理は出来そうです。
記憶はsequentiallyすなわち順列的 に保存されている磁気テープです。ところが夢として出てくるときは断続的すなわちdirect access するCDのかたちになっている。記憶磁気テープをその日、一日の間に消すことが出来ればこれからの夢のシナリオである記憶メデイアにはこれ以上蓄積されない。
そうすると、いままでの記憶メデイアは新しいネタが切れて、そのうち自然消滅する。
そのとき、夢はもう出てこない。
だから、その日、一日の記憶テープを毎日消す努力が大切です。
ではどうしたら、消せるか。まずテープを巻き戻すこと、そして消す。
だから、その日、一日の記憶を寝る前にその直前の記憶から、その日の朝目をさましたときの記憶へ逆再生する。そして消す、すなわち眠りにつく。そして翌朝、目がさめたら、目を開けずに今朝の記憶から昨日の夜眠りについた時まで、また逆再生する。そして目を開ける。これを毎日続けたら、夢をみないようになる。