帰郷

あなたが 生まれた ところが 故郷

あなたが そだった ところが 故郷

おとなに なって 故郷から 旅立つ

おとなの世界に 嫌気がさすと 故郷に 帰る

だけど また おとなの世界に戻っていく

歳を とって おとなの世界は もう結構

そのとき あなたは 故郷に 帰る

もう 二度と そこから どこにも いかない



輪廻転生が終わるとき

宇宙は常に広がっている円です。
150億年前に、パチンコの玉よりずうっと小さくて、重さが太陽より何百倍もある玉が爆発して、それ以来150億年間、膨張し続けているのが、今の宇宙です。
その過程で約50億年前にできたのが我々の住む地球です。
そして宇宙自体が渦のように回転している。
回転するのが宇宙すべて、森羅万象すべての基本です。
次に回転するということは、運動している、動いているということです。
そうすると、あるひとつのこと以外すべてのものが常に変化していることに気がつくでしょう。
Lim1/N(N→∞)=0の表現が最も適切です。極限値としてはすべてが変化していると言っていいでしょう。
変化しないのは唯一円の中心だけです。それ以外はすべて変化する。
宇宙という円では、爆発(ビッグバンと言う)したときの最初の小さな玉。太陽系惑星では太陽。
そして、その動き、変化のスピードが猛烈に速いということ。
ですから動いていること、変化していることに気がつかず、止まっていると錯覚をしているのです。
扇風機を回したらすぐ分かる。回っていないときは、ひとつひとつのFunがそこにある。
遅いスピードで回すと、すこしFunの残像が見える。スピードを一番速くすると、Funはまったく見えなくなり、しかも回る円すら止まっているように見える。だがそこに手をいれると、猛烈な遠心力の力で跳ね飛ばされる。宇宙が膨張しているのは、この遠心力の力のためです。
あなたも猛烈なスピードで変化している。体も精神も。だが速すぎて認識出来ない。
変化していないのは、あなたの根だけです。
あなたの考えも刻一刻、変わっている。体も刻一刻変わっている。だから病気がある。
病気は変化の一現象であって必然です。病気がなければ健康もない。
執着(すなわち欲望)が心のトラブル(悩み、恐れ、不安、怒り…)の原因だというのは、不可能なことを求めるからです。執着とは変化を認めたくないという思いです。素晴らしい美しい恋人もいずれは醜くなる。それを避けようとしても無理です。
そのときふたつのタイプが人間にはある。変化を必然と受け止める人、このタイプの人は変化という回転運動には遠心力と求心力のふたつがあることを知った人で、中心に向かう求心力に焦点を合わせる人です。
もうひとつのタイプは求心力に気づいていない、だから遠心力に常に跳ね飛ばされている人、すなわち何事からも逃げる人。いわゆる一般の普通の人。このタイプの人は死を無意識で恐れている。死は実は必ず突然やってくる。無意識に死を恐れている人は普段、死を意識していない。そして突然やってきて、慌てる。やり残したことがいっぱいある。だからもう一度生まれ変わってやり残したことをしなければならない。それが輪廻転生です。
求心力に気づいた人は意識が中心に向かう。自分の心の内に意識が向かう。
そして中心、すなわち根に行き着くと、そこには、回転しない、動きのない、変化のないものに出会う。それが覚醒したあなたです。そうしたらそこには回転運動がないのですから、輪廻転生はない。繰り返しのない永遠のあなたがいる。
では求心力に気づくにはどうしたらいいか。
逃げないことです。どんな事が起こっても、逃げずに受け止めることです。
なぜ逃げたくなるか。それは五感がばらばらに機能しているからです。誰かに顔を殴られた、顔の肌のセンサーが痛いと叫ぶ。ですが目、鼻、耳、口のセンサーは知らんふりです。
その時、目を閉じ、鼻を閉じ、口を閉じ、耳を閉じたら、この四つのセンサーが合流して、肌のセンサーのところにエネルギーが集中する。そうすると肌の痛みは消える。
消えるというより、痛みの感覚が極限状態までいく。そうすると体のメカニズムが自動的に働いて痛みを消してくれる。
覚醒すれば輪廻転生は終わる。それが究極の休息です。
究極のリラックスです。