あなたの中の空

大きな空 それは はるか彼方

小さな空 それを 空とはいわない

それは 空間という

空と空の間の狭い場所

あなたの体は 狭い空間

それなら 空は 入れない

あなたの体を 広大な空間にする

そんなことができるだろうか

心の世界なら できそうだ

肉体の世界は 限りがある

心の世界は 限りがない

それを あなたは 知っている?



すべてがあなたの中

ここでのはなしは究極のものです。だから難しい。だがすべての原始宗教、すなわち覚った人たち、イエスや釈迦やモハマッド達の目指した教えはここでの話しで得た境地です。そこまでが宗教です。その後はすべてビジネスです。
生きていく上で大事なことは、宗教心でいるときと、ビジネスマインドでいるときとは、まったく正反対の境地であるということ。この使い分けをすることは決して矛盾していることではない。
ただ一般の人たちは使い分けを意識していない。トータルにしていない。それが問題の原因です。それともうひとつ使い分けをすることは良くないことだと思っている、だけど生きるために仕方なくやっていると思っている。自己矛盾の中で使い分けをしている。
それがトータルになっていない原因です。
トータルに使い分けることが善です。部分的に使い分けることが悪です。
常にあなたは、別に悪いことをしていなくても、何か生きていること自体が悪いことをしているように漠然と思っている。この"漠然"がすべてのあなたのトラブルの原因です。自分の中で矛盾を敢えてつくっている。それが自分を傷つけているのです。
トータルに生きたら、他の人が、たとえあなたに敵愾心を持っている人でもあなたの肉体を殺すことが出来ても、あなた自身を傷つけることは出来ない。
ここでの話しは今までのものと逆のように思えます。
今までのものは、エゴを取り除くとか、考える心と意識とは別で勘違いしてはいけないとか、根の中の自分を発見するとか、言ってきました。
しかし、ここでは、エゴも考える心も根も宇宙も神もすべての概念を部分的に捉えずに全体として捉え、その全体を自分の中に飲み込むやり方です。
あなたは気分の良いときと悪いときがある。その原因はどこにあるのか外部要因にあると思っているでしょう。確かに外部要因は気分に影響します。だがそれは悪いか良いかにはまったく影響しない。
良いか悪いかはあなたの心の大きさ、広さ次第です。
あなたの心が小さければ気分は悪くなる。受け入れるスペースが小さいからスペースが一杯になれば、オーバーフローする。それが気分の悪い原因です。
胃がいっぱいなのに、もっと詰め込むとあなたは吐き気を催して気分が悪くなる。
あなたの胃にまだ充分のスペースがあれば、おいしいものを食べればより気分は良くなるし、そんなにおいしいものでなくても、スペースがあるということは満腹ではないということですから、すくなくとも満腹感という良い気分になる。
トータルになるということは、すべてを受け入れるということです。だが受け入れると言っても、それだけの容量がなければかえって消化不良を起す。
その受け入れる容量を大きくすることです。
すべての自分にかかわるものを、まず自分の中に含みこむようなフィーリングから始める。実はこれはフィーリングではなく事実なのですが、最初はフィーリングでよいのです。木があなたの中に含み込まれ、風があなたの中で木の葉の間を吹き過ぎていく。木もあなたも、根っこのところでは繋がっている。すべてのものが根っこでは繋がっている。ですからあなたの中に木も風もあるのです、事実として。フィーリングではなくて。
ものだけではなく、メンタルなものもそうです。
好きなものも、嫌いなものも、あなたの中に含み込む。
良いものも、悪いものも、あなたの中に含み込む。
そうすれば、あなたの容器はどんどん大きくなっていく。そして宇宙の存在すらもあなたの中に含み込む。
いままでは、あなたは小宇宙でした。今は宇宙そのものです。
そこには善悪はない。悪もあなたの中では無力です。
あなたの内でこのイメージをつくることが出来たら、外に対してもすべてをあなたの中に含み込む。嫌いな人、あなたにとって敵になっている人、みんなあなたの中に含み込む。そうすると、嫌いな人も、敵の人もあなたの中に飲み込まれてあなたの手の中です。あなたは好きなように料理できる。
そこではじめてあなたは使い分けることをする。
ここまで出来る人が宗教心とビジネスマインドを使い分けることが出来る。
これは、この世で一番楽しいことです。この世は楽しむためにあるということはこの境地にあってはじめて味わえるのです。
多くの人はこれが出来ていない。だから人生を苦しんでいる。
LSDやヘロインやマリファナはこのすべてをあなたの中に含みこむ境地を化学反応で体に一時的に与えてくれる。
前に覚醒剤を飲んで集団で飛び降り自殺した若者達がいました。
彼等は自殺をしている気持ちで飛び降りたのではない、薬の力で一瞬だけだが宇宙を自分の中に飲み込めた気持ちになれたから死に対する恐怖が消え、不死の境地になったのです。
だが薬では一時的です。
宇宙を自在に旅することが出来る境地になる、これが人生最大の楽しむことです。
心の旅を楽しむことが出来る人が人生の成功者です。