第十一章 粒子と波動

光はガラスを透過するが、カーテンを透過しない。
ガラスもカーテンも他の如何なる物質であっても、結晶密度はアボガドロ定数によって、6.022045×1023mol-1と決まっている。
従って、
光はガラスを透過するなら、カーテンをも透過する筈である。
ガラスに対して、光は粒子となるから、透過できる。
カーテンに対して、光は波動となるから、透過できない。
光は粒子であり波動でもある。
粒子は実在だから透過できる。
波動は実在の(不在)概念だから透過できない。
実在とは「在り方(静止)」のことである。
概念とは「考え方(運動)」のことである。
従って、
『静止の暗闇と沈黙の宇宙』である一次元線世界と、『運動の光と音の宇宙』である二次元平面(円)世界とは、表裏一体の一枚のコインである「二元論」世界を構築する。
我々の宇宙は、運動宇宙ではなく、静止・運動の相対宇宙なのである。