第十三章 対消滅

我々の宇宙は、正物質だけか若しくは反物質だけの世界だと言われている。
ビッグバンによって誕生した当時は正物質と反物質が在ったが、どちらかが一個だけ多くあり、その後、対消滅によってお互いが消滅し、残った一個だけの正物質若しくは反物質によって生成発展していった宇宙というわけだ。
光はX粒子の正物質と反物質が対消滅して誕生した。
光だけが絶対速度を持つ根拠がここにある。
光の粒子(光子体)とは、X粒子の正物質と反物質を表裏面とする一枚のコインに外ならない。
表面が三角関数曲線の山であり、裏面が谷であり、X粒子が動き出す(衝突する)ことで、三角関数曲線の山と谷が交互(off-set)に映し出された波が光の波動だ。
光の粒子とは暗闇で、光の波動が光に外ならない。
つまり、
X粒子の正物質と反物質が完全対消滅したから、光は絶対速度を持つのである。
正物質若しくは反物質だけの世界は、完全対消滅しなかったから、相対速度なのである。
我々の宇宙は運動宇宙である。
運動宇宙とは静止・運動相対宇宙である。
はじめに静止があって、運動が可能になる。
F=mα・・・運動方程式だ。
はじめに実在する物質(m)が在り、そこに力(F)が加わって、(α)という加速度が生じたのが運動のメカニズムだ。
加速度がそのまま速度になるのが絶対速度である。
加速度がそのまま速度にならないのが相対速度である。
距離は一次元。
速度は二次元。
加速度は三次元。
dL/dt=V・・・・距離(Length)を時間(time)で微分(differentiate)したものが速度(Velocity)である。
dV/dt=α・・・速度(Velocity)を時間(time)で微分(differentiate)したものが加速度(α=acceleration)である。
∫α・dt = V・・・加速度(α=acceleration)を時間(time)で積分(integrate)した
ものが速度(Velocity)である。
∫V・dt =L・・・速度(Velocity)を時間(time)で積分(integrate)したものが距離(Length)である。
慣性の法則がここで機能する。
正物質と反物質が完全対消滅せずに、どちらかが残ったから、加速度が徐々に(時間の経過によって)速度に変化することが相対速度に外ならない。
X粒子の正物質と反物質が完全対消滅して生まれた光だから、加速度がそのまま速度になる不変の絶対速度になり、時間の影響を一切受けない。
相対速度とは時間の影響を受ける加速度に外ならない。
絶対速度とは時間の影響を受けない加速度に外ならない。
大気(空気)という物質が充満する場所では、加速度は時間の影響を受けて速度に変化する。
大気(空気)が無い真空の宇宙では、加速度がそのまま速度になる。
大気(空気)と真空は物質の密度の程度の違いだけであるから、厳密に言えば、真空の宇宙でも加速度は時間の影響を受けて速度に変化する。
加速度が時間の影響を受けて速度に変化するのは、物質の抵抗を受けるからだ。
正物質と反物質が完全対消滅して物質(粒子)が失くなり、物体という波動になれば、加速度がそのまま速度、つまり、絶対速度を保つことができるのだ。
三角関数曲線の山と谷が消し合って(off-set)、関数曲線から不変数直線になる。
対消滅とは、三角関数曲線の山と谷が消し合う(off-set)ことに外ならない。
対消滅とは、二元論から三元論への回帰に外ならない。
「一〜二」は運動だ。
「二〜三」は回帰だ。
従って、
「一〜二〜三」は円回帰運動だ。
我々が二元論に陥っているのは、完全対消滅していないからだ。
正物質若しくは反物質だけの世界は、完全対消滅しなかったから、相対速度なのである。
対消滅こそが鍵だ。