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第二章 宇宙の孤児・人類 「理論」とは「法則」を言語化(銘文化)したものだ。 言葉を有する人間だけのための「理論」である。 宇宙に存在するすべてのための「法則」である。 従って、 「理論」は「法則」を超えることはできない。 更に、 人間は「理論」を「自然科学」と「社会科学」に細分化した。 「自然科学」とは、自然界(宇宙)の現象を研究する学問の総称であり、実験・観察・数理に支えられて、自然の事物を記述・説明するものであり、 更に、 「法則」を見いだし実証しようとする「経験科学」に発展して、天文学・物理学・化学・地学・生物学などに分けられる。 「社会科学」とは、人間社会の現象を研究の対象とする科学の総称であり、政治学・経済学・社会学・社会心理学・教育学・歴史学・民族学その他の関係諸科学によって、「人文科学」に細分化される。 「人文科学」とは、政治・経済・社会・歴史・文芸・言語といった、人類の文化全般に関する学問の総称であり、「自然科学」や「社会科学」に対して、歴史・哲学・言語などに関する学問のことである。 更に、 人間は人間の価値と無関係に自然(宇宙)の「法則」を見いだし実証しようとする「自然科学」に対して、自然(宇宙)の事物の反復しない一回的個別性を超越的な価値に基づいて選択する「文化科学」にまで細分化して、自然(宇宙)の事物の法則性を明らかにする「自然科学」の対極に位置づける。 従って、 「文化科学」とは「社会科学」・「人文科学」の別称である。 まさに、 人類の歴史は自然(宇宙)の孤児になっていった歴史だ。 |