第四章 (大)統一理論

ビッグバンによって、「唯一の力」が「四つの力」に分化したと現代物理学は主張する。
「重力」・「強い力」・「弱い力」・「電気の力」だ。
人間の科学が勝手に四つの力に分けておいて、また統一しようとする。
統一理論:「重力」と「電気の力」を統一する理論だ。
大統一理論:「重力」・「電気の力」に更に「強い力」・「弱い力」を統一する理論だ。
甚だしいばかばかしさだ。
人間とは何と愚かで傲慢な生き物なのか!
もともと「唯一の力」しかないのを、人間の科学者が勝手に細分化しておいて、挙げ句の果てに、統一すると言う。
もともと「法則」しかないのに、人間の科学者が勝手に「理論」に細分化しておいて、挙げ句の果てに、また統一すると言う。
そして、
統一したものを、「統一理論」やら「大統一理論」と言う。
もともと「絶対の法則」があっただけで、今でも変わらず「絶対の法則」があるだけだ。
犬や猫は、食ったり、セックスしたりするのをいちいち「本能欲」などと思っていないが、正しい食い方、正しいセックスの仕方を熟知している。
人間だけが、食ったり、セックスしたりするのをいちいち「本能欲」と区分けして、挙げ句の果てに、「物質欲」・「権力欲」・「名誉欲」といった「欲」に区分けして、更に酷いことに、「金銭欲」や「悟りたい欲」まで細分化した結果、食い方、セックスの仕方まで間違ってしまっている。
人間だけが勝手に細分化して定義しておいて、今度は統一すると言う。
食い方、セックスの仕方まで、統一する積もりだ。
結局の処、
ミクロ宇宙からミディアム宇宙そしてマクロ宇宙を貫く「法則」の「理論」を打ち立てなければならない。
科学(形而下学)と哲学・宗教(形而上学)を分離することがそもそも間違っているのである。
結局の処、
マクロ宇宙からミクロ宇宙までを観察(outsight)してきたことが間違いだった。
観察(outsight)する世界は映像宇宙に過ぎない。
マクロ宇宙からミクロ宇宙までを洞察(insight)することだ。
洞察(insight)する世界こそが実在宇宙なのである。