第三十三章 過去・現在・未来

「過去(past)」・「現在(present)」・「未来(future)」とは時間の流れの産物である。
「過去(past)」・「現在(present)」・「未来(future)」とは映写フィルムのレンズ通過時期のことである。
映写機が肉体全体なら、レンズは五感だ。
レンズを通過中の映写フィルムの映像がスクリーンに映し出される。
「現実(reality)=現在(present)」という映像だ。
レンズを既通過の映写フィルムの映像が「過去(past)」という映像だ。
レンズを未通過の映写フィルムの映像が「未来(future)」という映像だ。
スクリーンに映し出される映像はレンズを通過中の映写フィルムだけの映像だ。
「現実(reality)=現在(present)=映像(image)」の所以だ。
レンズを通過中の一枚の映写フィルムこそが唯一の実在(substance)だ。
従って、
実時間(real time)は本来「現在(present)」である。
虚時間(imaginary time)は「『今、ここ』(now & here)=実在(substance)」である。
「『今、ここ』(now & here)=実在(substance)」である垂直世界の虚時間(imaginary time)は水平世界の実時間(real time)軸に沿って流れている。
「過去(past)」・「現在(present)」・「未来(future)」という映像が実時間(real time)の流れの産物である所以だが、実在は虚時間(imaginary time)上で静止している。
「過去(past)」・「現在(present)」・「未来(future)」は映像だ。
「『今、ここ』(now & here)」が実在だ。
実在がレンズという五感を通して映像として映し出される。
静止宇宙がレンズという五感を通して運動宇宙として映し出される。
絶対宇宙がレンズという五感を通して相対宇宙として映し出される。
『静止の暗闇と沈黙の宇宙』がレンズという五感を通して『運動の光と音の宇宙』として映し出される。