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第四十四章 相転移 水平世界の実時間軸と垂直世界の虚時間軸の間の軸の移動が相転移に外ならない。 形而下学的(物理学)には、 氷が溶けて(融解して)水になり、水が蒸発して水蒸気になり、水蒸気が凍って(昇華して:厳密には凝結して)雪(氷)になるH2Oの相転移も円回帰運動の一環であり、相転移のサイクルが垂直世界と水平世界の軸の移動のことである。 形而上学的(哲学)には、 『眠りの世界』と『覚醒の世界』の間を円回帰運動することである。 『色即是空』と『空即是色』の間を円回帰運動することである。 円回帰運動と相転移。 形而下学的(物理学)には、 熱力学第一の法則はエネルギー保存の法則であり、円回帰運動のことである。 熱力学第二の法則はエントロピー増大の原理であり、相転移のことである。 相転移が起こる時には、潜熱というエネルギーの変化が伴う。 氷と水の間での相転移では333.5J(joule)/g.(gram)=80cal./g.(gram)の潜熱が発生する。 融解熱であり、氷から水が融解熱、水から氷が凝固熱だ。 水と水蒸気の間での相転移では2256.7J(joule)/g.(gram)=542cal./g. (gram)の潜熱が発生する。 気化熱であり、水から水蒸気が蒸発熱、水蒸気から水が凝縮熱だ。 相転移の温度と潜熱はそれぞれの物質によって違う。 水の融点は0℃であり、融解熱は333.5J(joule)/g.=80cal./g.だ。 水の沸点は100℃であり、蒸発熱は2256.7J(joule)/g.=542cal./g.だ。 エチルアルコールの融点はマイナス1145℃であり、融解熱は109J(joule)/g=26cal./g.だ。 エチルアルコールの沸点は78.3℃であり、蒸発熱は853J(joule)/g=205cal./g.だ。 水銀の融点はマイナス38.9℃であり、融解熱は125J(joule)/g=30cal./g.だ。 水銀の沸点は358℃であり、蒸発熱は297J(joule)/g=71cal./g.だ。 形而上学的(哲学)には、 『眠りの世界』と『覚醒の世界』の間を円回帰運動することである。 『色即是空』と『空即是色』の間を円回帰運動することである。 それぞれの人間にも誕生・生・死という円回帰運動の相転移が起こる。 それぞれの人間にも相転移の固有の温度と潜熱がある。 誕生から生が凝縮現象で、生から誕生が蒸発現象で、潜熱量は同じだ。 生から死が凝固現象で、死から生が融解現象で、潜熱量は同じだ。 死から誕生、誕生から死が昇華現象で、臨界点を超えると潜熱量は0になり、死=誕生の円回帰運動が完結する。 誕生・生・死の現象は所詮相転移であり、熱力学第一および第二の法則に則しているだけだ。 注記:1cal.=4.166(J=joule) |