第四節 樹倒藤枯
「縛々綿々(ばくばくめんめん)として樹倒藤枯(じゅとうてんこ)にあらず。いたずらに仏辺の窠窟(かくつ)に活計(かっけ)せるのみなり。
法身(ほっしん)のやまふをしらず、報身(ほうじん)の窮をしらず。」
(解釈)
無縄自縛はまさしく、樹が倒れば共に枯れる藤蔓のごとくなり。
行をする仏の窠窟のそばで生活をしても、仏の三身である法身も報身も決して理解はできない。
行仏とは作法であるが、作法だけに拘っていても、何も得るものはない。