第四十一節 凡夫活計

「いま凡夫の活計(かっけ)する有念無念、有覚無覚、始覚本覚等、ひとへに凡夫の活計なり、仏々相承(そうじょう)せるところにあらず。凡夫の有念と諸仏の有念と、はるかにことなり、比擬することなかれ。」

(解釈)
凡夫の考えめぐらせることはまさしく有念無念、有覚無覚、始覚本覚であり、仏のそれとは全く相容れないものである。
凡夫の念と仏の念とは遥かに異なり、比べようもない。

凡夫は不思慮を思慮し、仏は不思慮・思慮を超えた非思慮にいる。
不と非との違いは、思慮と不思慮の違いどころではありません。