第四十二節 諸仏本覚

「凡夫の本覚と活計すると、諸仏の本覚と証すると、天地懸隔(てんちけんきゃく)なり、比論の所及(しょぎゅう)にあらず。十聖三賢の活計、なほ諸仏の道(どう)におよばず。」

(解釈)
凡夫が覚ったと考えめぐらせることと、諸仏が覚ったと考えをめぐらせることは、天と地ほどの隔たりがあり、比して論ずるに及ばない。
仏に至るまでの菩薩の位である十聖三賢たちの考えめぐらせることでも、諸仏の見道には及ばない。


肉ある身であり限り、死んで仏にならない限り、悟りはないものということでしょうか。