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第五十六節 満眼聞声・満耳見色 「検点の子細にあたりて、満眼聞声(まんげんもんしゅ)、満耳見色(まんにけんしき)、さらに沙門壱隻眼(いしゃくげん)の開明なるに、不是目前法なり、不是目前事(ふしもくぜんじ)なり。」 (解釈) 日々の点検において心すべきことは、声を聞くのは耳だけではなく、色を見るのも眼だけで見てはならない。全身の五感で感じるべきである。 片方の眼を開くだけでも、目前の法も、目前の事も、全身の五感で感じることができる。 人間は見る生き物であるから、目に見えないものを信じない悪癖を持っているのです。 |