第六十節 任心任法・為法為身
「唯心にあらざるゆえに牆壁瓦礫(しょうへきがりゃく)にあらず。これ行仏の威儀なる、任心任法・為法為身の道理なり。」

(解釈)
唯心のときは唯心ばかりで唯心もない。
牆壁瓦礫のときは牆壁瓦礫ばかりで牆壁瓦礫もない。
これ仏の道を行ずる作法の粋であり、生死を心に任せ、生死を法に任せる具体的な筋道である。


三元論とは二元論を行ずることで自ずから三元論に達するのであります。