第六十六節 三世諸仏
「いま『三世諸仏』といふは、一切諸仏なり。行仏はすなはち三世諸仏なり。
十方諸仏、ともに三世にあらざるなし。仏道は三世をとくに、かくのごとく説尽するなり。いま行仏をたづぬるに、すなはち三世諸仏なり。たとひ知有(ちう)なりといへども、たとひ不知有(ふちう)なりといへども、かならず三世諸仏なる行仏なり。」

(解釈)
『三世諸仏』とは一切の諸仏つまり過去・現在・未来を貫く諸仏なり。
十方面の諸仏は三世の諸仏ではない。
仏道を説くとは『三世諸仏』を説くことに外ならない。
仏を行ずることも『三世諸仏』を行ずることに外ならない。
知っていようが、知っていなかろうが、必ず『三世諸仏』の行仏である。


時間軸が『三世諸仏』なら、空間軸が『十方諸仏』であります。