第七十三節 立地聴法
「玄沙いはく、『火焔の三世諸仏のために説法するに、三世諸仏は立地聴法す』。
この道(どう)をききて、玄沙の道は雪峰の道よりも道得是(どうてし)なりといふ、かならずしもしかあらざるなり。」
(解釈)
三位の古仏の一人である玄沙いはく。
『生きている真実である三世諸仏のために説法すると、三世諸仏は正立して聴く』
この法話を以って、玄沙の法話が雪峰の法話よりも正しいと決して言えない。
三世諸仏とは、決して空間的現象に囚われないのであります。