第七十六節 道取道道取道
「『転法輪』といひ、『転大法輪』といふ、その別あるか。
転法輪は説法にあらず、説法かならずしも為他あらんや。しかあれば、雪峰の道(どう)の、道取すべき道を道取しつくさざる道にあらず。」
(解釈)
転法輪といえば説法だと思ってはならない。
道(い)うべき道(ことば)を道(い)い尽くさない道(ことば)ではない。
説法する者、説法される者といった自他の区分けを超えた処にあるのです。