第八十節 火焔同転法輪
「火焔の三世諸仏のために説法のとき、三世諸仏立地聴法すとはしれりといへども、火焔転法輪のところに、火焔立地聴法すとしらず。
火焔転法輪のところに、火焔同転法輪すといはず。」
(解釈)
三世諸仏のために生きている真実の説法をするとき、三世諸仏が立って聴くとは知っていたが、説法の間中ずっと立って聴くとは知らなかった。
生きている真実の説法のとき、説いたり聴いたりの関係でなくなるのである。
時空間を超えた三世諸仏にとって、説法は説くことでもあり、聴くことでもあるのです。